JAZZ喫茶は人生で二回目です。FOODee編集長アカヌマです。
ジャズの聖地 BASIE
テレビなのか雑誌なのか。それがいつだったのかも覚えていないけど、なんとなく記憶に残っているお店ってありますよね。
さらっと行き先リストにそのお店の名前があったとき、やっぱりそういうお店って引っかかるんですよ。あれ?聞いたことあるな。なんか覚えてるなってなるんです。
そして、例のごとくいろいろと検索をして、「あーー!なんか知ってる。」ってなるわけです。
そんなわけで、このお店に伺えるのを楽しみにしていたのです。
日本一音の良い喫茶店と紹介されるBASIEは、本当に素敵なお店でした。
なによりマスターの菅原さんが素敵なのです。
菅原正二
ベイシーのマスターの菅原さんは中々に面白い人物でひと目見たときから只者ではないオーラが溢れ出るお方。
2時間弱。席をご一緒させていただいたのだけど、よく喋り、よく人の話を聞いてくれる。そして写真のようにふっと顔をクシャッとさせて笑う笑顔が凄く純粋に見えて(大変失礼ながら)いたずらっ子のように可愛いのだ。
これは人を魅了しちゃうだろうな。そんな人物だ。
「ワルモノは携帯持たないんだよ。」
って言って今だに携帯を持っていないところとか。
「俺が聴かせてんだよ。」
って言ってレコードかけるところとかがめちゃくちゃかっこいい。
ジャズ喫茶のオーナーはDJみたいな感じですね。
そして、レコード。曲をかけかえに時折中座する菅原さん。
今の雰囲気とか、いる人とか、いろんな事を考えて選曲をするんだろう。そして、ただレコードをかけるという行為自体が、しっかりとした Play になっているのを感じるんです。
あぁ。これってまんま DJ なんですね。しかも超一流の DJ です。スクラッチとかジャグリングとかそういうテクニカルな話じゃもうなくて、目の間にいる人を喜ばせるための選曲なんですよね。
これはすごいな。
以前、やっぱり音が素晴らしいサウンドBARに伺ったときに、カウンターで僕が ZEEBRA が好きだという話を一緒に行った人としていたんです。それをこっそり聞いていたバーテンダーが 密かにZEEBRAがサンプリングしている元曲をかけてくれたことがあって、とても嬉しかったのを思い出しました。
眼の前の人にただ喜んでもらいたいという想いが強いんでしょうね。勉強になります。
BASIE の宴
さて、うっかりアルコールも飲みすぎてしまいました。
しかしこのお店は雰囲気出ますね。
雑然としているのに、汚くない。何かが重なって置かれていることすら、味わい深く感じる。
そんな BASIE で楽しい一夜を過ごさせていただきました。
BASIEの人気の理由が一度来ただけで、少しわかった気がします。「少し」と書いたのはこのお店。魅力の奥行きがもっともっと幅広いからです。ガッツリ常連にならないとわからない魅力がもっと出てくる気がするんですよね。
だからまた何度でも期待お店です。
ごちそうさまでした。