鳥料理

和洋折衷の創作焼鳥が楽しめる三軒茶屋の「ろんど」で最高の時間を満喫!

新しいスタイルの焼き鳥屋さんが有ると効いたら行かざるをえません。FOODee編集長 アカヌマです。

日本最高峰の地鶏と在来野菜を楽しめるということで伺う前からテンションが上っております。

東京粋香焼鳥 ろんど

東京都世田谷区太子堂4-22-14

 

 

 

 

三軒茶屋より徒歩1分。すずらん通りのごちゃごちゃした一角に突如現れるオシャレなお店がろんどです。

店内はオリエンタルな雰囲気と洋の雰囲気がいい感じで融合した独特のデザインなんです。
この雰囲気がなんともいい感じ。
デートなんかで来たらとてもいい感じになりそう。

壁には店内で使われている様々な地鶏の札が並べられているのですが、これもまたワクワクさせてくれますね。

これだけの仕入れが出来るのは凄いです。

ろんどのドリンク

 

ろんどのオーナーソムリエが選ぶ厳選されたワインが沢山あります。

焼鳥とのペアリングコースもありますが、あんまりお酒を飲みすぎると料理の味がわからなくなってくるのでちょっと抑え気味に今日は行きました。

高橋葡萄園のリースリング・リオン 2016からスタートです。

それにしても、日本のワインを出すところが増えてきましたね。日本の白ワインのレベルは年々上がってきているように感じられます。

ろんどのペアリングコースもいつか挑戦してみたいところですね。

ろんどの一汁三菜

先ずは日本料理の代表的な一汁三菜。
ところが内容はしっかり洋風で攻めてきます。

そうなのです。ロンドの料理は和洋折衷で和食の文化や伝統をしっかりと受け継ぎつつ、洋食文化を惜しげもなく使ってきます。

鶏ササミのポッシェとか、紅芯大根とかももちろん美味しいのですが、僕が驚いたのはレバーパテ。

これが実に美味!

甘みとしっかりと深みや複雑味があり、なめらかな口当たりが素晴らしいレバーパテです。

二食の鶏刺しカルパッチョ

もも肉と胸肉のカルパッチョですが、こちらもしっかり洋風のソースで。
胸肉は素材の味を活かすような味わいで、胸肉のほうは塩で旨味が引き立つような味わいでした。

極み出汁野菜おでん

在来野菜とは限られた地域の中で伝統的に栽培され、大切に食されてきた食材のことです、

秘伝豆。雪下人参。たけのこも庄内砂丘大根もすべて在来野菜。

出汁は野菜の旨味。素材の味が引き立つような上品なお出汁です。

それぞれの野菜の旨味がちゃんと引き出されています。秘伝豆はいくらでも食べれるくらい癖になる味わいだし、雪下人参は甘く、大根は上品な出汁の味わいをしっかりと受け止めてギュッと旨味がつまっています。

串コース 奏鳴曲-ソナタ- 地鶏・銘柄鶏 串焼き5本

先ずは焼鳥の串コース5本をいただきました。

比内地鶏のせせり

先ずは比内地鶏のせせりです。

炭の香りが物凄く強く心地よく伝わってきます。
地鶏らしい噛みごたえがありつつも、地鶏にしては柔らかさを感じるようなせせりです。噛めば噛むほど出てくる旨味はせせりならではでしっかり旨味があります。

砂肝

スモークソルトを使った砂肝です。スパイシーで臭みがない砂肝です。

コリコリした食感も微かに残しつつ、柔らかい砂肝。砂肝の良いところがガッツリ強調されたような砂肝は是非一度食べていただきたい一串です。

手羽

こちらもしっかり和洋折衷な焼鳥です。

手前の緑のものはボッタルガバターというカラスミ(ボッタルガ)で作られたバター。これを熱々の焼鳥の上に載せていただきます。

バターの旨味が焼鳥と素晴らしいマッチング!好き嫌いはあるかもしれませんが僕は好きなやつです。

大トロレバー

40羽に1羽しか取れない白レバーですと紹介されました。

ハチミツとバルサミコを合わせたソースと聞いて、それが白レバーに合うの!?と、思いながらいただきましたが、これが面白い旨味。

確かにレバーには甘めなソースがかかっていますが、甘さをハチミツで。バルサミコで酸味を。レバーの濃厚な旨味がそれらに全く負けていないし、白レバーらしくとろっとした肉質が実に素晴らしいレバーです。

これは美味。

きょうの料理で逸品だけもう一度食べれるならどれ!?と、聞かれたら間違いなくこちらを選びます。白レバー最高です。

東京軍鶏 もも・むね・すね

ももはしっかりとした噛みごたえです。
じゅわっと広がりがある旨味を楽しめます。

むねはさらに強い甘さと噛みごたえがあります。
多少のパサつきは感じますが、噛むほどに旨味がしっかり感じられます。

すねはジューシーで旨味がしっかり口の中で一気に広がります。
余韻の甘さもしっかりと楽しめました。

軍鶏のつくね

5串コースが終わったのですが、追加でいただきました。

東京軍鶏のつくねです。エルブ・ド・プロヴァンスという聞き慣れないハーブが使われています。こちらはフランスのプロヴァンス地方で使われている様々なハーブをミックスしたもの。

ハーブの香りと鶏の甘味と旨味がしっかりと楽しめるつくねです。

軍鶏の炊き込みご飯のお茶漬け

〆は何にしようか悩んだ挙げ句、軍鶏の炊き込みご飯のお茶漬けをいただきました。

お茶漬けにするからわざと濃いめに作っていると思われる炊き込みご飯特有の旨味と塩っ気が実に美味しく、鶏の出汁がさらに食欲をそそるお茶漬けです。

〆にふさわしい一品でした!

素晴らしい!

ろんどの魅力

しっかり厳選された食材の数々は、鶏肉はもちろん在来野菜と言われる野菜にも素晴らしいこだわりを感じられます。
そして、素晴らしい食材をしっかりと味わえるための洋のエッセンスを取り入れたソースや調味料の数々がろんどの焼鳥の魅力をさらに引き立てるのです。

素晴らしい創作焼鳥の数々に、久々にここでしか食べれない焼鳥の数々を堪能させてもらいました。

ごちそうさまでした。

  • 鶏の素材
  • 在来野菜
  • 和洋折衷
4.7

洋風ソースと焼鳥の出会い

既存の焼鳥の概念を覆す斬新なソースが楽しめる焼鳥屋さんです。
しっかりと味付けされた濃厚なソースやあまり聞いたことがない変わった調味料を使っています。濃厚で特徴のある調味料なのに、素材の味がしっかり感じられる素晴らしい焼鳥でした。

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この記事の執筆者

FOODee編集長 アカヌマカズヤ

FOODee編集長。フードブロガー。
株式会社BNF 代表取締役。
元IT会社の経営者。
熟成寿司専門店 優雅、飲食業界専門のクラウドファンディング Foobee 、FOODee IM