なんだかんだ毎日のように納豆を食べています。アカヌマです。
さて、ちょっとした思いつきで納豆のいろいろな美味しい食べ方をもっと知りたいなと思いたち、FaceBook でチョット書き込んだら多くの方からコメントをいただきました。
皆さん納豆に対して並々ならならぬ愛情を持たれていることがわかりましたので、これはもう全部一気に試してみようということで、こっそりと開催することになりました。
第1回チキチキ 納豆には結局何をあわせたら一番美味しいの?大会
基本的には指定された食材を買おうと思いまして、購入したのが下記のような食材です。
皆さんコダワリが強すぎて、ごま油や麺つゆも指定商品です。
一部の食材が近所のスーパーになかった関係で、仕入れられなかったものがあるため、再度のチャレンジしたい組み合わせもあります。
納豆はおかめ納豆の極小粒というチョット小さめだけどスタンダードな納豆を用意しました。
それでは、皆さんから寄せられた様々な納豆との組み合わせをご紹介していきます。
ちなみに、納豆は「ちょい足しトッピング」を混ぜる前に既に50回前後しっかり混ぜて粘り気を出してから色々とアレンジしています。
1.納豆 + レモン汁
意外な組み合わせです。
「レモン汁を少々。意外にいけます。」とのコメントを頂いたのですが、本当に少々だとレモンの風味が多少感じられるだけの微妙な感じになったので、思ったより多めに入れると、納豆がふわっふわに変化しました。
出汁と醤油を入れて、レモン汁を多めに入れることでふわっふわの納豆を楽しむことが出来ます。
意外にいけます。の意味がよくわかる組み合わせです。
2.納豆 + 牡蠣醤油
これはもう鉄板の組み合わせですね。
牡蠣醤油が家にある時は僕もやります。醤油だけでもいいかなーと思ったのですが、出汁もちゃんと入れると更に風味が増しますね。
牡蠣醤油は正義です。
3.納豆 + 麺つゆの原液(にんべん)
「麺つゆはにんべんの」と指定がありました。
出汁を入れて麺つゆを原液で少量たらすと、麺つゆの甘味が実に納豆とマッチ。
ここに何か色々と追加したくなるくらいシンプルでいい感じの旨味です。
何となく落ち着く味です。
4.納豆 + 砂糖
これ、僕知らなかったんですが有名な味付けだったんですね。砂糖の量を伺ったところ「1パックあたり大さじ1杯位でしょうかね。」と、書かれてたのですが、大さじ一杯って15グラムです。流石に多いかなと思って今回は10グラム入れてみました。
混ぜてすぐわかりました。重くなります。粘り気がものすごいです。
食べてみると甘い!砂糖のじゃりっていう食感が口の中であります。これはこれでありかもしれませんが、10グラムは上級者の味です。
5グラムくらいにすることで、砂糖納豆初心者はちょうどいい気がします。
自分に適切な砂糖量が確認できれば色々なアレンジにも使えそうです。
5.納豆 + 牡蠣オイル
本当は「自家製牡蠣オイル + キムチ」と言われていたのですが、自家製で牡蠣オイルを仕込む時間がなかったので、缶つまプレミアムの燻製油漬けのオイルだけを利用しました。
そして、キムチを入れ忘れました・・・すいません。
が、これはこれでものすごい牡蠣感!牡蠣の出汁感がすごい勢いで感じられて納豆が超絶進化しました。次回はキムチを入れてリベンジしたいところ。
(余った牡蠣はスタッフがおいしくいただきました。)
6. 納豆 + うずらの卵 + 大和芋
本当は「うずらの卵のときはフワッフワになるので調味料というよりオクラとか山芋とか入れるといい感じです!」というコメントを頂いていたのですが、オクラが残念ながら入手できずでした。
大和芋は無駄に高級なものを買ってしまいかなり強い粘り気が有りましたが、これも鉄板の組み合わせです。
このまま蕎麦にかけたりしても楽しめる味です。ネバネバにネバネバは最強ですね。
7.納豆 + 天かす + キムチ
元々コメントで「私は絶対に、キムチ&天かすですね。危険過ぎて、もう食べないと決めてます。」という強烈な意見を頂いていたので、実は密かに超期待していた組み合わせです。
天かすのサクサク感とキムチが実にマッチしていて、今までにない食感を楽しめます。
個人的には一番驚きがあって、最も好きなのはこの組み合わせでした。
オススメです。
8.納豆 + 山形の出汁
「山形のだし+納豆 夏場は細かく刻んだオクラ、長芋、茗荷、山形のだしを混ぜてました。」というご意見をいただきましたが、そもそも山形のだしというものを知らなかったのです。
普通にスーパーの豆腐コーナーに売っていました。先ずそこに驚きです。
今回は山形のだしだけを入れてみました。シャキシャキした食感が納豆との絶妙なコラボレーションを生み出してくれて、納豆が違う感じで楽しめます。
きゅうりが実にサッパリしていていい感じ。
9.納豆 + ごま油 + 卵黄 + 一味唐辛子
想像しただけでご飯が進みそうですが、一味が意外です。
「ゴマ油少々 + たまごの黄身1個 + 一味唐辛子大さじ1 これ最高です!」とのことですが、「これを、ごま油を千葉の銚子に近いとこで作っている、玉絞り?のごま油辣油でやるとメチャウマです!」とのコメントを頂いたので、わざわざ購入しました。油茂精油さんの純正胡麻油。このごま油がメチャクチャいけてます。
卵黄で納豆の粘り気を強めつつ、ごま油の風味と一味の辛さが絶妙にマッチ。チョットの納豆でご飯たくさん食べれちゃうやつですね。
10.納豆 + 大根おろし
あ、これ子供の頃に食べたことあるなって食べた後に思いました。子供の頃はこれにしらすを入れてたんです。
大根おろしの辛さが納豆といい感じにマッチするんですよね。
なんだか健康になれた気がする組み合わせです。
個人的には30年近く前の小さな頃の家庭の味を思い出させてくれました。
11.納豆 + 玉ねぎ
「長ネギの代わりに玉ねぎのみじん切り さっぱりしますv」とのコメント通り、サッパリしたシャッキシャキの食感が実に心地よいです。
個人的な好みではネギより好きもしれません。辛味もそんなに気にならないし、サッパリした食感が楽しめます。
長ネギの代わりということなので、チョットアレンジして、ごま油と麺つゆと牡蠣醤油を混ぜたら絶品になりました。
12.納豆 + 肉味噌
これは正直選択ミスでした。
「ぴりっと辛いトンちゃん肉味噌を入れて食べたりしますが、味はコチュジャンに似てるので、コチュジャンでも合うかと思います!是非!」とのことだったのですが、使ってしまったのは甘い味噌だったのです。
甘めの肉味噌と納豆はちょい微妙な組み合わせでした。
13.納豆 + たくあん + 柴漬け + 梅 + きゅうりのキューちゃん
これは最早納豆とよんでいいのか!?
「納豆に、オクラ、たくあん、しば漬け、梅、きゅうりのきゅうちゃんみたいなやつ、九条ネギで食べます!!調味料はついてるタレ+めんつゆ+ごま油+ポン酢!!」
ポン酢を買い忘れたのでポン酢が入っていないです。すいません。
なんというかご飯がめっちゃ進むいろいろな味が楽しめます。少量で大量にご飯イケル系の旨味が広がります。
アレンジも色々広がりそうです。
14.納豆 + 五味(ネギ+ミョウガ+生姜+大葉+カイワレ)+ 卵黄 + 麺つゆ
「五味(ネギ+ミョウガ+生姜+大葉+カイワレを刻んだやつ)たっぷり+卵黄+麺つゆちょっとで恐ろしいほどご飯が進みます!
納豆1パックに対してボールいっぱいの五味があっという間に消えます。」
せっかくなので、ボールで作ってみました。たしかにこちらもごはんがススム系です。間違いない組み合わせで、五味がいい感じでさっぱりとシャキシャキ感を。卵黄がそこにい感じでねっとりと絡んで色々な味わいを感じられるのです。
総評
今回やってみて納豆という国民食に対する多くの人の並々ならぬ愛情と、少しでももっと美味しく、もっと食を楽しもうとする食べることに対する思いが感じられました。
やっぱり食べることって素晴らしいですね。
アドバイスを頂いた皆様、ありがとうございました。
そして、納豆の粘り気を更に活かすような組み合わせや、納豆の粘り気と合わせてシャキシャキ系の食感を楽しむ組み合わせが、納豆をさらに美味しくするためのポイントかと感じました。
最後に今回挑戦した個人の主観による納豆ランキングを発表して、第一回チキチキ 納豆には結局何をあわせたら一番美味しいの?大会を〆たいと思います。
ご飯に最高なランキング BEST 3
- 納豆 + 天かす + キムチ
- 納豆 + たくあん + 柴漬け + 梅 + きゅうりのキューちゃん
- 納豆 + 五味(ネギ+ミョウガ+生姜+大葉+カイワレ)+ 卵黄 + 麺つゆ
天かす + キムチというシンプルな組み合わせがこんなにもご飯とマッチするとは思いませんでした。これだけでご飯ガッツリいけます。2位と3位のごちゃまぜ系もガッツリご飯楽しめるタイプです。
意外な組み合わせランキング BEST3
- 納豆 + レモン汁
- 納豆 + 山形のだし
- 納豆 + 砂糖
一番意外だったのはレモン汁ですね。お好みの量に調整する必要があると思いますが、ふわっふわの食感を楽しめます。
まさかこうなるとは!という意外性が楽しめます。
そして砂糖も量の調整が難しいですが、自分の好きな量に調整することでさらに楽しめそうです。
個人的なお気に入り BEST3
- 納豆 + 天かす + キムチ
- 納豆 + ごま油 + 卵黄 + 一味唐辛子
- 納豆 + 玉ねぎ
玉ねぎはアレンジも含めての順位ですが、なかなかにいけてます。そして、納豆 + 天かす + キムチは最高でした。今回は二冠達成です。
全力でおすすめします。
反省点
実はもっと多くの意見を頂いたのですが、材料の仕入れや僕の単純なミスで実現できなかったのもあったのが残念でした。
また、出汁やカラシを入れていいのかわからなくて探り探りになってしまったり、どれくらいの量が適切な量化が中々判断が難しかったです。
次回(があれば)そこは改善したいところです。
次の企画にご一緒してくれる納豆メーカーの方も興味があれば是非気軽にお問い合わせくださいませ。