美味しいワインは口に含んだ瞬間自然と笑みがこぼれます。アカヌマです。
さて、先日はロキオリ祭りを行ったワイン会で1998年のロキオリを飲み比べしました。
飲み比べたのは3つ。何れもピノ・ノワールです。
J Rochioli EAST BLOCK 1998( J ロキオリ イーストブロック 1998)
J Rochioli WEST BLOCK 1998( J ロキオリ ウエストブロック 1998)
J Rochioli LITTLE HILL 1998( J ロキオリ リトルヒル 1998)
何れも日本ではもうなかなか買うことが出来ない貴重なヴィンテージのワインです。
この記事のポイント
J Rochioli EAST BLOCK 1998( J ロキオリ イーストブロック 1998)
個人的にはこのイーストブロックが一番好みでした。
芳醇でよく熟れたチェリーの風味と出汁感を感じます。甘味と旨味のバランスが素晴らしいです。
また時間が立つとともに感じるまろやかさ。微かに出て来る苦味も心地よいワインでした。
East Blockは1968年植樹と、彼らの畑の中でも最高樹齢を誇るロキオリの 起源ともいえる畑で面積はわずか4エーカー、最小区画の1つのためそもそもの出荷本数はもちろん少なめです。
日本ではネットで検索しても最新ヴィンテージすらなかなかお目にかかることが出来ないです。
J Rochioli WEST BLOCK 1998( J ロキオリ ウエストブロック 1998)
ライトなチェリーとオークの香りを感じるウエストブロックはイーストブロックに比べてどことなく「ゆるい」印象のワインでした。
よく言うとまろやかで、おおらか。イーストブロックが細身でイケイケの切れ味鋭いビジネスマンだとしたら、ウエストブロックはふくよかな体型の農家のおじさん。
ワイン会に参加していた誰かが言いました。「イタリアっぽさがある。」そうかもしれません。ロキオリの現当主のトム・ロキオリ氏の祖父はその昔NY に移住してきた大勢のイタリア系移民ということなので、そういったイタリアらしさが引き継がれているのかもしれませんね。
J Rochioli LITTLE HILL 1998( J ロキオリ リトルヒル 1998)
続いてリトルヒル。
基本的にはフランスワインの紹介が多い神の雫でも巻末コラムで紹介されていたワインです。
知ってか知らずか、フランスワイン好きの友人は3本の中ではこのワインが一番のお気に入りのようでした。
イーストブロック、ウエストブロックに比べると微かに重め。渋みも酸も強くてはっきりとした印象を受けました。
飲み比べまとめ
同じヴィンテージ。同じ造り手。違うのは微かに離れた場所にあるワイン畑のみ。テロワールを存分に感じることが出来る体験でした。
そのワイナリーを感じたい時は平行での飲み比べがオススメです!
シェアいただけると励みになります
- -