ロキオリ(Rochioli)はソノマに行く前にしっかり予習してから伺いました。FOODee編集長のアカヌマです。
ロキオリといえば、2009年にはオバマ大統領からホワイトハウス迎賓用ワインにも選ばれ、日本はもちろんヨーロッパにもファンが多くて引く手あまたの作り手ですが、相変わらず生産本数は少ないままの状態を貫いているワイナリーです。
実際にワイナリーに伺って見てみると、その意味がよく分かりました。
この記事のポイント
ロキオリビンヤード(Rochioli Vineyards)
駐車場に車を停めると、直ぐに小さな小さな葡萄畑がありました。
地図によると、こちらは Neoma’s Vineyard ですね。わずか 0.25エーカー(100平方メートル)の小さな畑です。
ロキオリはブルゴーニュのように、本当に細かく細かく畑を分けているのがよく分かりますね。
人気の EAST BLOCK もわずか4エーカー。WEST BLOCK は2.5エーカーしか無いことが確認できます。
ワイナリー
小さいワイナリーですが、入り口は何となく小洒落たキレイなワイナリーです。
中ではもちろんテイスティングも出来ます。
ワインを飲みながら、テイスティングルームの裏に広がる畑を飲むのもまたいい感じです。
ちなみに、ロキオリは本当に小さなヴィンヤードです。これだけ細かく分けてテロワール(生育地の地理、地勢、気候による特徴を指すフランス語)の違いなんてあるの?って思ったのですが、同じことを思う人もいるのでしょうか。
しっかり各畑毎の土が飾ってありまして、明らかに土の質が違うことが確認できます。
本当に僅かな違いでワインの味が大きく変わることが確認できますね。
RUSSIAN RIVER VALLEY(ルシアンリバーヴァレー)
ロキオリといえばルシアンリバーヴァレーです。
ロシアンリバーヴァレーと呼ばれることもありますね。サン・パブロ湾から吹き込む霧の影響を強く受け、この地域はカリフォルニアのAVA(政府公認のワイン指定栽培地域内で収穫されたぶどうを、85%以上使用した場合に地域名を表示できる)の中でも非常に冷涼な地域となります。
そのため、主にピノ・ノワールやシャルドネが栽培されていて、ぶどうに複雑な味わいと独特のバランスを与えます。
ウィリアムセリエムや、デュモル、ロキオリ等がこの地域の有名なワイナリーですね。
さて、せっかくなのでルシアンリバーヴァレーも見て見ようという事になりまして、ロキオリから車で5分ちょっと。ルシアンリヴァーを見て見ることにしました。
この川が色々な影響をテロワールに与えてワインの味が作られていることを考えると、自然の力でワインが出来ていることを痛感できます。
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