キスラー・ヴィンヤーズといえば、カリフォルニアのシャルドネの王。シャルドネが有名ですが、ピノ・ノワールもいけますよね。キスラーの単一畑のピノ・ノワール大好きです。アカヌマです。
ソノマのワイナリーを巡るツアーを行いまして、キスラーにも見学に行きました。が、キスラーは土日はお休みのようで、僕らが伺ったのは日曜日。
門は固く閉ざされていました。
僕らは門の前に車を止めて、周辺を軽めに散策。
収穫後の葡萄がまだ残っているのを確認したりしながら5分ほど過ごしていまして、モウ帰ろうか的な雰囲気が流れていた所・・・・目の前から車が。
とりあえず何となく「逃げるか?」的な謎なムードが流れたのですが(笑)せっかくなので、ワイナリーを見せてくれないかと友人が交渉してくれます。
失礼ながら、、、日曜日にも出勤させられた工場のオッサンかと思ってしまったのですが、なんとこの人物がスティーヴ・キスラー氏だったのです。
Steve Kistler (スティーブ・キスラー)
キスラーは1978年にルシアン・リヴァー・ヴァレーにワイナリーを作って以来、ブルゴーニュ同様のワイン造りをいち早くカリフォルニアで確立しました。
現在は10カ所以上所有する自社畑。ブルゴーニュに倣い畑の名を冠してリリースされるそれらのワインは、ときに「ブルゴーニュのグラン・クリュをも凌駕する」とまで言われる品質のワインを送り続けています。
世界でも注目されるキスラーの創業者、スティーブ・キスラー氏直々にワイナリーのクイックツアーをして頂けることになりました。
ワイン蒸留所
ここで手積みしたワインを潰したりする場所みたいです。
ステンレスの樽。
ここ、普段は観光客は入れるのでしょうか・・・?
かなり貴重な経験をさせていただいている気がします。
樽で熟成させているワインたちです。
一歩足を踏み入れると樽の強烈な香りを感じることが出来ます。
こうやってキスラーが熟成されているのかと思うと胸が熱くなりますね。
樽には暗号のようなメモが書いてあります。
出荷直前のキスラー達。
お話するチャンスだったのですが、、、、英語が全く喋れないのですよね。僕・・・。
このときほど「英語が喋れたら・・・」と思ったタイミングはありませんでした。
つい先日行われたキスラーワイン会の様子をスティーブ・キスラー氏に説明する友人の林さん。
これにはスティーブ・キスラー氏も驚いてくれました。
OCCIDENTAL
海を超えてわざわざやってきたキスラー好きの日本人達を気に入ってくれたのかどうかはわかりませんが、OCCIDENTAL Cuvée Catherine(オクシデンタル キュヴェ・キャサリン)を一本頂いてしまいました。
どうやらキスラーはピノ・ノワール系は新たにオクシデンタルというブランドを作って、今後は新しいブランドから発売をしていくみたいですね。
ちなみにオクシデンタルは翌日の夜にみんなで美味しくいただきました。
最後はスティーブ・キスラー氏と今回のソノマワインツアーに一緒に行ったみんなで記念撮影。
素晴らしい思い出になりました。
恐らく普通に見学したら中々出来ない体験を偶然が重なってすることが出来ました。
更にキスラーファンになったのは言うまでもありません。
「こうやってブランドって愛されてくんだろうね。」
誰かが車の中で言った台詞がしばらく耳に残りました。帰国したらキスラーを飲もう。
スティーブ・キスラー氏に感謝です。