先日のワイン会でも見つけてしまいました。アカヌマです。
ワインのダイヤモンドって聞いたことがありますでしょうか?
この記事のポイント
ワインのダイヤモンド
古いヴィンテージのワインを良く飲んでいると、たまにコルクの裏にキラキラと輝く結晶が付着していることがあります。
これがワインのダイヤモンドと呼ばれるものです。
本当のダイヤモンドではもちろん無く、こちらは酒酸化カリウムの結晶になります。よく酒石(しゅせき)とも言われていますね。
元々ワインに含まれる成分なので、もちろん健康には影響がないため、そのまま飲んでも大丈夫です。ヨーロッパでは「醸造家の情熱の結晶」と呼ばれることもあるようです。
低温で長い間熟成されていたことの証拠でもあるので、ワインラヴァーには喜ばれることも多いといいます。
最高の状態で保管された証拠とも言われることも多いのですが、一部のワイン愛好家の間ではこのワインのダイヤモンドがあるワインは低温過ぎて保管状態が良くないワインと言われることもあるそうです。
ワインはやっぱり難しいですね。
古いワインは飲む前は立てて保管
このワインのダイヤモンドは古いワインに良く見られます。またよくワイン内に浮遊していることもあるので、ワインは飲む前は立てておいて保管することで、酒石は沈殿して口に入らないようになります。
特に健康的に問題があるわけではないのですが、やはり少しザラッとしてしまうのと、オリを沈めるという意味で、古いワインを飲む場合はやはり2週間から3週間はセラーに立てて保管しておくことがおすすめです。
長期保管は横に。飲む前に縦に保管するのが美味しくワインを保管できる方法です。
WILLIAM SELYEM 1985
ちなみに今回、コルクに結晶があったワインは WILLIAM SELYEM(ウィリアム セリエム) の1985年のPinot Noirでした。
葡萄はロキオリの葡萄ですね。
Pinot Noirらしい華やかな旨味と柔らかい口当たり。
適度に残った糖度と、バランスの良い熟成感が感じられる素晴らしいワインでした。
ごちそうさまでした。
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