岩手県宮古市で生まれました。アカヌマです。
僕の田舎の岩手県宮古市では、美味しい味がすることを「くるみ味がする」と表現することがあります。
くるみのように美味しいという意味なのですが、ふと、このような方言のような美味しいの表現を日本全国でどのように表現するのか興味があったので調べてみました。
恐らく、いろいろな細かい表記や地域によるズレもあったりするとは思いますが、代表的な表現を紹介させていただきます。
この記事のポイント
なんまらうまい
なまらうまい。の場合もあるようです。北海道の方言になります。
なまらは「凄い」とか「とても」を意味するみたいで、間に「ん」が入って「なんまら」になることで更に強さが増すようです。
くるみ味がする
主に岩手県の沿岸部で表現されるようです。僕の生まれ故郷の岩手県宮古市ではごくごく当たり前に使われていました。
ウニを食べたときでも「くるみ味がする」です。
たっだんうめぇ
石川県の方言です。「たっだ」が「とても」を表します。
うみゃーでかんわ
名古屋近辺の方言です。調べてみるとここまでコテコテの名古屋弁は最近は使う人は少ないということでしたが、「美味しすぎてダメだ」といった意味です。
「いかんわ」が短縮され「かんわ」になって、「うみゃー」は「美味しい」。つなげると、「美味すぎてダメだ」といった否定することで美味さを強調する方言ですね。
まげにまいずねぇ
出雲の方言です。「まげに」は「とても」とか「もっと」を表します。「まい」が「美味い」を。
そのため、「とても美味しいねぇ」という意味になります。
面白い語感ですね。「まいず」と「まずい」が似ているので、一件、美味しくないのかと思ってしまいっますが、違うみたいです。
ぼっけぇうめぇ
岡山弁です。「ぼっけぇ」は「とても」いう意味です。ちなみに、「ぼれぇ」「でぇれぇ」といった同じ意味の言葉がありますが、ぼれぇ<でぇれぇ<ぼっけぇの順に度合いが強まります。
がばいうまかぁ
佐賀県です。「がばい」は「とても」とか「凄い」という意味なので、「うまかぁ」の「美味しい」と合わせて「凄い美味しい」とかそういった意味になります。
「がばい」は島田洋七さんの「がばいばあちゃん」で有名になりましたね。
わっぜうまか
鹿児島弁で、「凄い美味しい」の意味です。「わっぜ」はあまり聞き慣れないですね。
まとめ
調べてみると、「とても」とか「凄い」といった意味の方言は各地でいろいろな表現があることがわかりますね。
また、同じ県でもこんな表現はいまどき使わないというケースや、数キロ離れた隣町で表現の仕方が微妙に異なることも実際にはありそうです。
方言の奥深さを知ることが出来ました。
他にもいろいろな表現の仕方があると思いますので、もしよろしければ、コメントで各地域の「すごく美味しい」を教えていただければ幸いです。
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