フレンチ

牡蠣肉やうにく、窯焼きステーキが食べられる六本木一丁目にある絶品隠れ家フレンチ

フレンチは普段あまり食べに行かないのですが、牡蠣×熟成肉のお料理があると聞きつけて早速行ってみました。

隠れ家フレンチ格之進KABCOの場所

六本木一丁目駅から徒歩4分、六本木グランドプラザの3Fにあります。
行き方が3パターンあるのですが、超絶方向音痴なので行き方は割愛します。

この階段を上がるとお店があるようです。

夜に浮かび上がるような白さのお店がありました。
周りは何もない。本当にここは六本木!?と思うくらい静かです。

そして看板がない?と思ったのですが、お店に近づくとちゃんと店名が書いてありホッとしました。

お店の雰囲気

店内はあまり広くなく、両側がシート席になっているボックス席、片側シートのお席があります。
白を基調にした作りになっていますが、紫のテーブルクロス、黒のシート、そしてベロア調の赤いカーテンがかかっており、シックな雰囲気。
高級感がある大人の空間です。

アペリティフ3種

アペリティフはフランス語で食前酒という意味だと思っていたのですが、お料理が提供されました。
調べてみると胃を開くという意味があるそうで、前菜ということなのだと思います。

イカがのった一口トーストはイカが柔らかい、ビーツを使ったタルトは酸味と甘味のバランスがよく、イカスミのマカロンはマカロンらしくサクッとそして少しねっとりした食感。上品な甘みが口に広がります。
このマカロン何個でも食べたくなる美味しさです!

門崎熟成肉と陸前高田の牡蠣を使った牡蠣肉

牡蠣とお肉の組み合わせを食べるは初めてです!
これを食べるのがとても楽しみでした。

大ぶりの牡蠣はお肉で巻かれていますが、ぷっくりとしていることがわかります。
スタッフの方に一口で食べて下さいと言われ、これを…一口で食べるのは贅沢!と思いつつ一口で食べてみました。
お肉の厚みがしっかりとしているのにホロリと解ける。そして牡蠣のジューシーさを感じることができます。
美味しい!!!!
牡蠣の塩気が強く、味付けはいらないかもしれないと思うほどミネラルを感じる味でした。

牡蠣は特注釜で蒸し焼きにしているそうで、牡蠣の素材はもちろん良いのでしょうけどこの調理法でぷっくりジューシーさがうみだされるのだろうと感じます。

うにくKABCOバージョン

見た目からして美味しいお料理「うにく」
お肉は牛醤(ぎゅうしょう)という格之進が作りだしたお肉に合う特別な調味料で味付けられ、それを雲丹と一緒にいただく、しかも黒トリュフがのっているという、贅沢な一品です。

雲丹、お肉それぞれ単体で食べても美味しいですが、一緒に食べるととても調和の取れた一皿であることがわかります。
レモンの風味がする自家製のパンが添えられており、それを一緒に食べると爽やかさがプラスされ、今まで食べたうにくとは違う、創作性・バランスの良いうにくなのだと感じます。

本日の赤身食べ比べ(しんたま・ともさんかく)

サーフ&ターフを牡蠣肉とうにくで堪能しましたが、お肉の塊焼き用のソースに魚介が織り込まれていました。
魚介のソースでお肉を食べるのは初めてです!

ホタテとレモンを使ったソース
オマール海老のソース
牡蠣醤油のもろみソース

もちろん全て手作りなのだそうです。
3種類もあるとどれにしようか迷っちゃう!!
釜で焼かれたお肉は焼き加減も絶妙でお肉そのものが美味しいのでお塩でも十分楽しめると思うのですが、肉×魚介の創作フレンチですからね!
全種類のソースで食べてみましたが、牡蠣醤油のもろみソースが一番好みでした。

全体的に美味しくて一品ずつ驚きながら食べていましたが、お野菜が一番ビックリしました。
甘くて野菜の味が濃いのです。
散々お肉を食べてお野菜をピックアップするのもどうかと思いましたが、色んな方に知ってもらいたいと思う美味しさなのです。
これが特注釜の凄さか…。
お肉も牡蠣も釜焼きであることにより旨みが引き出されていると思うのですが、お野菜が一番わかりやすいのではないかと思います。
しかも一種類のお野菜だけではなく、全ての野菜が美味しい。これは釜を操るシェフの腕も相まっての美味しさなのだと思います。

イチゴのヴァシュラン

フレッシュチーズとはちみちを使った季節のデザートです。
お腹いっぱいでもやっぱりデザートが別腹です。
別腹と言ってもこデザートはふんわり軽く、そして甘さが上品な口当たりなので甘いものが苦手な男性でも食べることが出来るデザートだと思います。

格之進KABCOのお料理

最初から最後まで驚きと感動のあるお料理の数々でした。
何というか全て噛み締めて食べたくなる味。
シンプルなお野菜が美味しかったり、今まで食べたことのない組み合わせでお肉を食べたりと美味しさの他、新鮮さや面白さもあります。
真似したくても真似ができない味が堪能できるKABCOは秘密にしておきたいと思いながらもたくさんの方に紹介したくなる。
そんなお店でした。

  • お料理全体の味
  • 創作性
  • バランス
  • 素材の味
5

格之進KABCO

住所
東京都港区六本木3-1-25 六本木グランドプラザ 3F
電話番号
03-6277-8229
URL
http://kakunosh.in

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この記事の執筆者

グルメブロガー バーボンなつき

将来の夢は「板前」から始まりました。
それなのになぜかSE・一般事務・経理を経験。
しかし飲食への熱い思いは留まることがなく、エンゲル係数が高い生活へ。
作る、見る、食べる、食べてもらうことが好き。

キャッチコピーは【胃の中に入るものは何でも好き。】
しかしピーマンは食べられません。